トラちゃん / 群ようこ(著)
2010.12.04 (01:29) livre, magazinecomment(0)
ネコに関するエッセーって、たくさんありますよね。
以前書いた大佛次郎さんの「猫のいる日々」(名作!)や
内田百さんの「ノラや」(痛々しい、、、)、
荒木経惟さんの「愛しのチロ」(切ない)、
浅生ハルミンさんの「私は猫ストーカー」(フィールドワークですね!)、
ねこ新聞からでた「猫は魔術師」、
さらには伊藤潤二さんの「よん&むー」(多少フィクション?)、
また、ネコ写真集も見方によってはエッセーといえますしね。
村上春樹さんのエッセーにも、度々ネコが出てきますね。

全部いいんですが、
特にネコ好きではない、という人にオススメするなら
群ようこさんの「猫とネズミと金魚と小鳥と犬のお話 トラちゃん」です。
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群ようこさんといえばカモメ食堂でも有名ですね。

愉快にスラスラ読み進めてしまいながらも、
人間以外の生き物だって、みんな色々考えて生きてるんだよね、
と、しみじみ感じさせるような登場人物の明快さがイイです。

我々は言葉という方法でコミュニケーションをとることができないので、
色々な仮定を自分の経験と想像力で補って意思の疎通を図っています。
さすが群ようこさんともなると、もう世界観ができあがっているんですよね。
生き物の振る舞い方の解釈に対して、他の可能性を考えることがヤボに思えてしまうほど。

でも注意が必要です。
どこかの待合室とか、電車の中とか、飲食店とか、
人目の多いところでは読まないで下さいね。
笑いがこらえられないと、白い目で見られますからね。

まぁ、とりあえず、
よしこちゃんだって、ハム子ちゃんだって、
(生きるために備わった能力で)ボクらのことをちゃんと見てるんですよね。
ヒトとは方法論が違うだけですからね。
気をつけて下さいね。

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トラオ:「フッフッフ、、、。」ニヤリ
tamako101204.jpg
タマコ:「ちょっと自意識過剰かもね。ぺろり。」
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